カルメ焼き 家庭で作る駄菓子の頂点

カルメ焼きの道具と言えば、写真のお玉の子供みたいな物が一つあれば良し、金属製の普通のお玉でも代用できる。写真にあるのは我が家に伝わる銅製、直径約85mm深さ約25mmの物。

あとは、カセットコンロ、冬ならば火鉢。それと、お玉の丸底を安定させる五徳の代用品。

材料はザラメ。昔の料理の本には、煮物にはザラメが良いとある。理由はこくが有り、味に深みを増すとある。なければ白砂糖。黒糖でも良いかもしれない。重曹は必ず薬用のものを。「キレイキレイ」の為の重曹は混ぜ物が多くて不可。

作り方は、ザラメを適量お玉で加熱溶解し、ころあいを見て、割箸の先につけた重曹を溶解したザラメの中に入れ、手早く回し、引き上げれば完成。ただそれだけで、タイミングが全て。練習あるのみ。

カルメ焼き作りは、パパがママよりすごいことを子供に見せ、パパを見直してもらう唯一の方法かもしれない。カルメ焼きは作るのが面白いのであって、我が家では、父主導でカルメを山と作り、しばらく3時のおやつがカルメ続きだったこともあった。尚、父が言っていたのだが、中華鍋で直径30cm近いカルメを作った人がいたそうだ。

※ 追記:五徳で安定させるより、下図のように鉄棒を三角に針金でしばったようにした方が良いかもしれません。写真のものの柄の長さは約13 cmです。

早川 高治 ,2024,vol.195

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