秋の道具学レクチャー「身体性と感性の拡張 – パーソナルな道具たちの未来をかたる」(11月13日開催)
今年の秋の道具学レクチャーは、法人会員であるヤマハ発動機の新しくできた共創スペース「リジェラボ」にて開催することになりました。また、体験型ショールーム「イーライドベースE-Ride Base」の見学会、会員交流会もリジェラボにて開催いたします。秋深まった11月、横浜みなとみらいの「道具学イベント」に、ぜひご参加ください。合わせて今回のみなとみらいの複合施設「横浜シンフォステージ」もお楽しみください。
- テーマ:身体性と感性の拡張-パーソナルな道具たちの未来をかたる
- 日程:2025年11月13日(木)14:00〜 (13:40開場)
- 会場:ヤマハ発動機 共創スペース「リジェラボ」横浜みなとみらい
●レクチャーのテーマ
陸上移動の乗り物には「車輪」は必須要件です。鉄道に代表される大量移動は「多輪」、自動車は「四輪」という安定の構造からなります。対し「二輪」の乗り物は不安定かつ制御が難しい。乗り手の身体性や運転感覚とマシンがひとつになって移動するという特殊な移動具といえます。この移動の世界を追い求めてきた専門家たちから、バイクに代表される「パーソナルな道具たち」の本質と魅力、そしてその未来についてお話しをうかがいます。はたしてヒトとマシンは、ひとつになれるのか・・・みなさんと一緒に秋の道具学を楽しみましょう。
(山田晃三 道具学会 研究委員会委員長)
●2名の講師からのメッセージ
岩井隆哲
(いわい たかのり)
ヤマハ発動機 クリエイティブ本部 プロダクトデザイン部 部長
響き合い、呼び覚まされ、駆り立てられる – 感性の循環と連鎖
道具は人間の身体機能を拡張するだけでなく、感性を拡張し、私たちの行動と思考の在り方さえ変えていきます。今回は腕時計とモーターサイクルを通して、人と道具が交わることで生まれる「響き合い、呼び覚まされ、駆り立てられる」という感性の循環を見つめ直します。腕時計は身体になじみ共鳴して記憶を呼び覚ます、モーターサイクルは人機一体感によって心震わせ新たな挑戦を駆り立てる。その先の経験が次の共鳴を生み、循環へと繋がっていくのです。この、道具と人との関係性から生まれる感性の循環と連鎖を解き明かしてみたいと思います。
略歴:筑波大学芸術専門学群卒業。シチズン時計にて腕時計デザイナーとして経験を積み、スマートフォン業界を経て2013年に渡米。グローバルブランドの腕時計デザインを指揮し2022年にヤマハ発動機入社。スクーターや舟艇、自転車やゴルフカーなど多岐に渡る製品のデザインマネジメントを経て2025年より現職。
麥倉毅美
(むぎくらたかよし)
GKダイナミックス プロダクト動態デザイン部 シニアディレクター
理性と感性の道具 – そのすがた
知性と理性によって本質的な真理に向かいながらも感性を刺激させられる道具は、自分自身の精神的可能性をも拡張してくれそうな気がします。便利さという点では加速度的に進化してきた現在。人の心を進化させられる道具がもっと増えると良いのではないでしょうか?モーターサイクルも感性増幅機といった可能性を持つ機械の一つとして、作り手の試行錯誤がありました。その思想を解説しながら、他の道具たちのすがたを、深堀りしたいと思います。
略歴:東京藝術大学大学院美術研究科修了。金工技法を探求。1994年に株式会社GK ダイナミックスへ入社。2006年にGK Design international Inc.に出向。L.A.オフィスにて北米向けのオフロードヴィークルからスポーツボートなどをデザイン。2012年に帰国しGK ダイナミックスでモーターサイクル含め様々なプロジェクトに参加。
ショートプレゼンテーション:
渡邉 祐也 (わたなべ ゆうや) ヤマハ発動機 クリエイティブ本部 プロダクトデザイン部 RMSグループリーダー
安倍 涼 (あべりょう) GKダイナミックス プロダクト動態デザイン部. デザイナー
モデレーター:山田晃三 (やまだこうぞう)
道具学会理事。研究委員会委員長。月影デザインコンサルティング代表。1979年GKインダストリアルデザイン研究所入所。2012年GKデザイン機構代表取締役。21年より現職。日本デザイン振興会(Gマーク)フェロー。
●開催日時・集合場所
日程:2025年11月13日(木)開演14:00〜(開場13:40〜)
会場:ヤマハ発動機「リジェラボ」
横浜シンフォステージ ウエストタワー9階
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい 5-1-2
「入場用QRコード」にて3Fセキュリティーゲート入館後、エスカレータにて9階の会場へお入りください。
※入場にはQRコードが必要となります。
(申込された方には方にはPeatixのお知らせメールにて入場QRコードをお伝えします)
●タイムスケジュール
13:40 | 開場 |
14:00 | 第1部 道具学レクチャー(9F リジェラボ) |
16:30 | 第2部 イーライドベース見学会(イーストタワー1F) |
17:30 | 第3部 交流会/軽食とドリンク(9F リジェラボ) |
19:00 | 終了 |
●参加費
道具学会の個人会員/法人会員:3,000円(不課税)
一般の方:3,960円(税込)
上記費用は、道具学レクチャー・見学会・交流会一式となります。
(レクチャーのみの場合も参加費は変わりません)
※領収データにつきましてはこちらをご覧ください。もし出力が難しい場合、紙の領収証が必要な場合は事務局までご相談ください。
●申し込み方法・締切
Peatixのページよりお申し込みください。
締切は2025年11月9日(日)です。
【個人情報の取扱いについて】
このイベントでは、入場時に施設側が発行するQRコードが必要になります。
そのため、お申し込み時にご入力いただく「お名前」と「メールアドレス」を、QRコード送付のために施設管理者(ヤマハ発動機 クリエイティブ本部&リジェラボ)へお伝えします。
この情報は、入場手続きにのみ使われるものです。
安心してご参加いただけるよう、個人情報は適切に管理いたします。
お申し込みをもって、この内容にご同意いただいたものとさせていただきます。