ロボットのいる暮らしへのプロローグ

いよいよ個人でロボットを所有できる時代に入った。空想世界で大活躍してきたロボットが、産業ではすでに威力を発揮し、救急・介護などの現実世界でも有力な存在になってきている。さらにロボットが身近な暮らしの仲間になってくれるとき、ロボットはどうあるべきか? それはまだまだ未知数の域にあるといってよい。

左の小さなロボット、人の作業を手伝うことはできないが、茶目っ気のある動作で人を和ませることは得意だ。

動物などの姿をとったペット・ロボットも人とペットの新しい関わりを拓いたことは確かだが、ヒューマノイド(人間型)ロボットは、それらとは次元を異にする人との関係の新境地を拓くたいへんな可能性が潜んでいそうだ。このロボット・PLENがロボットのいる暮らしの新境地を拓くプロローグとなれば幸いである。

名称:PLEN(プレン)、概要:全高 228mm、重量 676g、可動関節数 18
製造:システクアカザワ、設計デザイン:カムトデザイン
写真:伊東俊介

加村 拓也,2007.11,vol.032

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