インドネシア旅行で見た面白道具

窓から「蠅叩き」を出して
読み取り部分に当てる

スマトラ島を中心に民俗建築を探訪した旅。トバ湖からメダン空港への帰路に高速道路を走ったのですが料金所で運転手が窓を開けて何かを取り出します。良く見ると蠅叩きそっくり。次の料金所で窓を開けて仔細に見ると、なんとその蠅叩きの先端を支払機の機器に当てるのです。ゲートは直ぐに開いて車は減速するものの停車せずに通り抜けます。すなわち高速カードの読み取り部分に蠅叩き先端のポケットに入れたカードを当てるというアイデア。窓から手を伸ばしても届かない機器に庶民が考えた道具。これが市販されているのかを聞きたかったのですがインドネシア語ではどうにもならず諦めました。ちなみに我が国ではETC支払で停車せずに通行できるようになりましたがカードタッチ方式は無いようです。

大沢 匠 ,2024,vol.196

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