車椅子のおもちゃ(フィギュア)たち
車椅子のおもちゃやフィギュアを集め始めて、今では160種類以上のコレクションになった。そもそも集め始めるきっかけになったのは1996年にアメリカで作られたバービーのお友達、ベッキー(写真上左)の存在を知ってからである。ベッキーが誕生したのは、車椅子ユーザーの女の子の「どうしてバービーには車椅子のお友達がいないの?」という疑問をマテル社が受け止めてくれたからだと聞いている。現在は製造されていないのが残念だが、アメリカらしいエピソードである。
ドイツではプレイモービルという組み立て玩具の中に車椅子のシリーズがある(写真上右)。最初は1976年に病院の看護師さんの小道具として登場したが、現在では自走式で生活用具として使用する車椅子の少年やお年寄りなどがラインアップされている。
日本には残念ながらあまり多くはない。しかし、高度なフィギュア製作技術により、リアルなフィギュアがある。写真下は車椅子バスケットボールの漫画「リアル」をフィギュア化したものである。
沖川 悦三,2014.10,vol.115