谷本 尚子

tanimoto

■ 研究領域
 デザインの歴史を専門にしています。1920年代から50年代の中欧を中心に、近代デザインの背景となる社会状況や思想、芸術史との連関を研究しています。最近は、造形基礎教育を中心に、日本の戦前のデザイン教育についても調べています。
 道具学会では、「はこもの」研究会をベースに、日常生活の中から消えつつある生活用具の美について考えていきたいと思っています。

■ 道具学会への招待
 様々な分野のエキスパートが集い、「もの」の本質に深く触れる道具学会は、私にとって最も学ぶ事の多い学会です。何よりも、会員の方々がとても楽しそうに研究成果を発表されておられるのを見ると、本当にモノが好きなのだなと嬉しくなってきます。しかしその内容は高度に専門的です。生きた道具学を学ぶには、この学会がベストだと思っています。若い人には是非、聞いて欲しい話が山盛りです。

■ 略歴
1962年6月生まれ 1988年3月京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科修了 2001年3月博士(学術)2005年7月表千家講師 多くの大学で非常勤講師を勤める。日本デザイン学会、道具学会、美学会、意匠学会 正会員。

■ 主な業績
単著『国際構成主義 中欧モダニズム再考』、共著『デザイン基礎』、『作家たちのモダニズム』、『デザインの力』他多数。

(2014/10)

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