oniship.jpg大西正幸

■活動
 長年、生活家電を開発・企画してきた経験から離れられず、2000年以降も生活家電の歴史と技術を調べております。
 家電は、多くの道具に比べれば、歴史が浅く、近代工業化時代以降の開発、製作されたものですが、現品の保存をはじめ、技術や歴史が明確に保存・記録されていないのが実情です。
 道具学会の諸先輩からの後押しもあり、2010年より「家電研究会」を始めました。
 企画内容や、開催時期にもよりますが、年間6~8回程度研究会を開催しております。

 開催にあたり、あらかじめ関係者で考えたテーマを設定し、興味のある方に集まっていただいております。
 テーマとしては・・・
① 商品研究:興味のある商品を数点用意し、仕様、構造、材質、機能を研究します。可能であれば、実演も行ないます。包装箱、取説なども研究対象です。
② カタログ研究:商品がなくても、できるだけ商品情報を集めるには、カタログが重要です。広告も時代を反映して重要です。
③ 雑誌などの記事を研究:商品が発売された時代の、雑誌などに掲載されている記事があれば、相当の情報があります。

 会員の中で、昭和30~40年代に発売された商品を収集している人もあり、また最近の昭和レトロは世間の注目度も高いです。
 商品によっては、その他の関係する商品との対比や、関係する道具類も大変重要です。2013年1月の「電気釜の研究」では、ガス釜との対比を行いました。
 研究結果については、道具学Newsなどに掲載します。
 道具、とりわけ生活家電に興味のある方々のご入会を歓迎いたします。

■略歴
1940年、兵庫県生まれ。1962年、姫路工業大学(現 兵庫県立大学)機械工学科 卒業。
同年、株式会社東芝に入社。生活家電商品の開発(技術部)、企画(商品企画部)、技師長などに従事。
2000年、(有)テクノライフ設立。
2004年、新潟大学大学院、自然科学研究科 博士(工学)、学位授与。
2010年、国立科学博物館産業技術史 資料情報センター 主任調査員。
著書に、「電気釜でおいしいご飯が炊けるまで」、「電気洗濯機 100年の歴史」、「生活家電入門」など。
道具学会理事。

(2013/10)